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演技についての考えを書いています。
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共感するっていうのは

”まるで自分にことのように” 感じることなんやなあ。

違う言いかたをすると、他人を想像でき、他人の立場に立てるということです。
例えばものを習うとき、教えるかたの立場に立つことが出来る人は生半可な勉強はしません。それは先生の、伸ばしたいという気持ちを受け止めることが出来るからです。ぜひその気持ちに応えるよう努力しましょう。(もし伸ばしたいという気持ちが伝わってこなかったときは先生のことはほっといてどんどん伸びましょう)

演技とは他人を生きることです。人の気持ちを想像しましょう。

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私は感性と感受性を分けて考えています。

感受性とは、外的刺激に対して脳が反応するちからのこと。
じゃ、感性とは??

たとえば、街を歩くといろんなファッションに出合います。
「おお、ええセンス(感性)やなあ」
「げっ?! 変わったセンス(感性)!(あんな格好ようせんわ!)」
人によって、ステキ(美しい)と思う服装や色の合わせ方は違うようです。

また、料理の味付けも人によって美味しい(美しい)と思うものが違いますよね。

こんなふうに人によって、良い・美味しい・使いやすい・見やすい・書きやすいなど、美しいと感じるものは違いますが、少なくとも自分の考える ”美しい” があります。

この”美しさを理解するちから” または”美しいかそうでないかを判断するちから” を”感性” と捉えています。

”おなかが痛くてトイレに行きたい!” そんな演技をあなたはどんなふうに作るでしょうか。おなかを押さえてうずくまるか、脂汗をにじませてその辺りを走り回るのか、普通に歩くか。どんな演技が一番良い(美しい)のでしょうね。

感性の悪い人は何が美しいか分からない。
分からないから美しさに近づきようが無い。

”美” へ近づくには感性を磨かなあかんねんなあ。

 

 

勉強って、美に向かっていると思います。だって、うまくなるためにであったり、もっとできるようにであったりが勉強ですものね。下手になるように、もっとできなくなるように勉強しませんものね。

一所懸命勉強しているその姿こそが芸術やねんなあ。

 

芸術の定義のひとつに ”美の追求” があります。
”芸術とは、美を追求すること” で、 ”芸術作品とは、美の追求がなされたもの” ということです。

”美” とは、 ”美しいもの” です。
”美しいもの” とは、良いものであったり、美味しいものであったり、使いやすいものであったり、見やすいものであったり、書きやすいものであったり、履きやすいものであったりします。

そして ”追求” とは、 ”どんどんそちらの方向に向かって行く事” です。
”芸術作品” イコール ”完成度が高い” わけですね。
ついでに、 ”完成度が高い” とは、 ”もうこれ以上良くするのはかなり難しい!” ということです。

人間って、知ってか知らんか、美を追求してんねんなあ。

 

あなたは「感受性が悪いね(弱い)」または「感受性を磨きや」
そしてひどいときには「感受性をどこかへ置き忘れてきたの?」と言われたことはありませんか。

さて感受性とは何でっしゃろか。

誰かに腕を触られたら、肌を通して脳に「ナニカガハダニフレテイル」と、認識することです。これが最低限の感受性。
少し強くなると、「う~ん、冷たい手!」と思い、
もっと強くすると、「あら、これはきっと男性の手だわ。私を好きって言ってる!」となります。(この場合感受性ではなく、勘違いかもしれないですが)

水を口に含んだときに、冷たいかぬるいか、においはあるか、
まろやかか舌を刺すようなのか、そして自分はこれをおいしいと思うのか、まずいと思うのか。

これら全てが感じる力なんやなあ。

 

 

何年か前、芝居の稽古を公園でしていた時のことです。
私は演出で、A役とB役が言い争う場面を作っていました。二人とも良い集中力で、私も思わずその世界に入っていました。

はっと気づくと、花火でもしに来ていたのか私の隣で、小学校5年生ぐらいの少年が芝居に見入っていました。(うわ、おきゃくさんや、うれしー)
AがBを罵倒し、Bが反論。AとBがにらみ合っているところへC役が登場。 
う、集中力が低い!!と思った瞬間、隣で見ていた少年がため息をついたのです。私は芝居を止めました。
C役の演技者の集中力の低さが芝居をだめにしました。観客を現実の世界に戻してしまったのです。


少年に聞いてみました。「あの二人のシーンよかった?」
「うん。なんかホンマモンみたいやったわ。あーおもしろかった。」

いいものは素人の目にもいいのだわ。ほっほっほ!

役で生きるためにはいかに集中力が必要かってことなんやなあ。

演技をするというのは、その役の人格を維持することなんやなあ。
台詞を言うことに一所懸命な人を見かけますが、そうではなくって、どちらかと言うと、人の台詞を一所懸命聞くことが大切なんやなあ。

とにもかくにも大切なのは、なんでかなあって考えること  
なんやなあ。

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プロフィール
HN:
mafuly
性別:
女性
職業:
なんちゃら計画の家政婦
趣味:
かたづけもの
自己紹介:
なんちゃら計画の家政婦。
片付け物だけやってりゃいいのに、こっそり演技の研究や実験をしています。
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